日本の侍(さむらい)、チャンバラ映画、和食、きめ細やかな美しさは海外の人々には新鮮かつ衝撃的に映るようです。その要素の全てが盛り込まれている上に愛がテーマの鬼滅の刃!それも兄弟愛、親子愛、師弟愛、友愛と多岐に分かれています。おまけにアニメの映像的なレベルも素晴らしい。これだけの要素がギュッと詰まっている作品とあっては人気が出ない訳はないですね。そこで今回は鬼滅の刃の海外での反応を見てみました。
【鬼滅の刃】海外での反応は?鬼と刀がキーワード?
日本の代表的な昔話の桃太郎などにも出てくるように、日本は古来から鬼は悪者の象徴として描かれてきました。
そして日本のアニメは、手塚治虫氏の功績で数十年前から世界各国に拡まっていき徐々に影響を濃くしていってます。
それにより悪の根源の鬼という日本発祥の概念が海外にも拡まっていきました。
例えば海外のカードゲームに出てくる鬼のキャラクターはどことなく日本の鬼に似た感じで描かれていることが多いように思います。
そして刀は言うまでもなくイコール侍(さむらい)ですね。
刀や侍(さむらい)が海外で人気なのは、時代劇や任侠映画が以前から海外の人によく観られてきたという実績からのようです。
これは、かつての有名な映画監督の黒澤明さんや、今だ現役で活躍されている北野武さんの功績によるものだと思われます。
様々な分野での日本の天才たちが、今日の日本のアニメの大人気の土台を作っていてくれたとも言えるでしょう。
【鬼滅の刃】海外での反応は?上手な和洋折衷の比率?
また、鬼滅の刃の登場人物の個性的な衣装も、人気を博した理由の一つでしょう。
鬼と第一線で戦う鬼殺隊の制服は基本的に洋装です。
その中でも、屈強な武力と権力を持った柱と呼ばれる最高幹部のキャラクターたちは、全員自分のキャラクターに合った洋装をしていて、その上にそれぞれの思い入れの柄の羽織を羽織っています。
コスプレは日本人だけでなく海外にも大好きな人が多いので、これは人気のアイテムとしては欠かせませんよね!
また主人公である炭治郎の耳には、花札のような耳飾りが付いています。
このピアスのような耳飾り、それも日本の昔からの遊興だった花札を取り入れているあたりがなかなかのプロデュース力ですよね!
ヒットするには、スタイリッシュな容貌や服装も欠かせない要素ですから。
つまり鬼滅の刃はスタイリッシュな着物を着た素敵なキャラクターたちが、愛を信条として、刀で鬼と戦う王道作品ということですね。
これだけ様々な考え抜かれた要素が詰まっていれば、海外のアニメファンが食いつかないはずはないですね。
【鬼滅の刃】海外での反応は?王道をはっきり描かない手法が受けた?
近年のマンガの内容設定では、王道は外せない傾向にあります。
海外でのコメントを見ると、鬼滅の刃は王道と斬新のバランスが絶妙!という評価が多く見受けられました。
主人公である炭治郎のキャラクターは、優しくて素直で家族思いという設定です。
しかし、いざ戦いの場面になると圧倒的な力の差がある鬼を冷静に見極めながら、瞬時に相手の長所・短所を見抜いて敵に立ち向かって行きます。
それでいて、今は凶悪な鬼だけど、その鬼の人間時代からの流れや思いに心を馳せて包みこもうとする圧倒的な愛をも示します。
この手法は、今までの多くのお決まりの王道とは少し違うスタンスを取っているので海外アニメファンの目には新鮮に映ったのかもしれません。
【鬼滅の刃】海外での反応は?仲間たちの要素?
作品をじっくりひも解いていくと、主人公の炭治郎には持たせていないが、どうしても欠かせない王道要素は炭治郎の仲間たちにしっかり組み込まれているようです。
例えば、いつも怖がりで泣いてばかりの我妻 善逸(あがつまぜんいつ)は、戦いの最中に絶体絶命のピンチに陥った時は気絶した状態もしくは覚醒した状態で驚異的な力を発揮し敵を倒します。
良く使われるパターンのキャラクターの覚醒でこれは王道展開ですね。
そして嘴平 伊之助(はしびらいのすけ)は、幼少期を猪に育てられ山で獣たち相手に戦ってきた筋肉馬鹿のキャラクターです。
頭で考えるより、本能や直感で戦うタイプです。
しかしその自我自尊的な自信も、強大な鬼にまったく歯が立たなかった経験から自身の無力さを初めて自覚します。
伊之助が生まれてこのかた初めて挫折を味わって、ショック状態のシーンも少年漫画ではよくある展開ですね。ということで、これも王道です。
ところで海外では、鬼滅の刃は『デーモン・スレイヤー』(Demon Slayer)とか『Kimetsu no Yaiba』と呼ばれています。
『デーモン・スレイヤー』(Demon Slayer)とは、悪魔を殺すことのできる武器、
そんな鬼滅の刃に早くも、海外での映画上映を熱望している日本在住のアニメファンが殺到しているようですね。
【鬼滅の刃】海外での反応は?インドでさえも?
インドは昔から映画大国として知る人ぞ知る国です。
そのインドでも、鬼滅の刃の上映を求める署名活動が行われているそうです。
しかし、インドでは海外のアニメ映画が劇場公開されることは今まで無かったそうです。
それでも署名活動をするとは、、まさに異例の出来事が起こっているようです。
長い時間で培われた国の価値観や常識まで変えていくほどの何かが鬼滅の刃には有るということでしょうか。
【鬼滅の刃】海外での反応は?映像美のレベルが素晴らしい!
鬼滅の刃の海外の反応の内容を詳しく見ていくと、アニメーションの技術の高さを絶賛するコメントが多くの割合を占めていました。
何よりも、主人公・炭治郎が繰り出す技には火と水の技がよく出てきます。
この火と水の技を上手く映像化する表現方法が、海外のアニメファンの間で話題になりました。
炭治郎や富岡義勇が繰り出す水の姿が、まるで葛飾北斎が描いた冨嶽三十六景の波のようにも見えます。
その大胆で力強い水の表現が、まるで浮世絵のようにも見えますからね。
これにはアニメファンだけでなく、純粋な日本を愛するファンも引き付けられたかもしれませんね。
【鬼滅の刃】海外での反応 まとめ
ここでは鬼滅の刃の海外アニメファンのコメントも交えながら、鬼滅の刃に対する海外の反応をまとめてみました。
日本のアニメの技術やマンガの内容が海外からも高い評価を受けるのは、日本人としてとても光栄なことです。
また日本古来から引き継がれてきた素晴らしい文化が多く盛り込まれた鬼滅の刃は、ある意味日本を紹介する代表作品とも言えるので、それがこんなに脚光を浴びるということは何とも嬉しい限りですね!