日本を代表する要素の1つ日本の漫画。これは日本での人気は言うまでもありませんね。
しかし海外の多くの国での、キャラクターを模したコスプレイベントが開かれたりするほどの人気があります。
でもなぜ、海外でそこまで人気になったのでしょうか?
今回は、その理由を徹底解剖していきます!
『日本の漫画』のクオリティーの高さ
ずばり日本の漫画は、なんといってもクオリティーが高いです。
諸外国の人々が言う所には「ほとんどの作品が細かいところまで丁寧に描かれている」ということです。
アメリカでは、一般的にヒーローアニメばかり放送されています。
日本では、いろんなジャンルのアニメが放送されています。
また、 全然漫画やアニメを見る機会が無い国もあります。
そういう国は、日本の漫画が子ども(どの年齢にも)娯楽なんでしょう。
ですが、最近はクオリティーが低くなっているという意見も散見します。
というのは、最近の日本の漫画のアニメより昔の日本の漫画のアニメの方を見ている人が多いそうです。
この理由は、全世界的にアニメーションの 技術が統一化されてきて、昔の日本の漫画のアニメの内容や画の雰囲気が好感を持たれているというのが1つの理由かもしれませんね。
日本の文化である漫画が新旧共々、世界で見られているのは誇りに出来ますね。
『日本の漫画』は日本の自然条件が感性豊かに育てた
そもそも漫画というのは絵と文字で表されています。
歴史の教科書に載っているような完成度の高い絵はヨーロッパか中国かもしくは日本で生まれた物が多いです。
アメリカ合衆国やヨーロッパは、文明国になった時期が比較的遅かったので古代の絵はあまり残っていません。
しかしそれなりの歴史がある中東やアフリカでは優れた絵はそんなに現存していません。
その理由の1つとして考えられる要因に、自然条件の違いがあります。
中東やアフリカの大地は常に暑くて乾燥しており砂漠地帯も多いです。
そういう環境では四季の違いなどほとんどありません。
例えば中東の代表的な芸術作品といえばアラベスク(絨毯のような単調な幾何学模様)があります。
これは殺風景な景色や単調な自然環境が生み出したとも言えます。
ただし、紀元前の中東は緑豊かな地域もあったとされていますが。
そういう観点から見ると、ヨーロッパもですが中国と日本付近(アジア圏)には四季があるため国土には色鮮やかな植物と山・川がたくさん有り、気温差により情景も変わり人々の食物や衣服も変化に富んでいます。
こういった緑と水が豊かな自然環境に住んでいる民族は、感性を刺激されるため優れた絵を生み出しやすいといわれています。
また日本は古来から天災も多いので自然から学ぶことも多く、状況の変化に柔軟に対応する感性も刺激されてきたのでしょうね。
『日本の漫画』は平和であることと他国に寛容なお国柄によるもの
また現代のアフリカや中東のように、あからさまなハード面での争いが多いと優れた芸術は生まれにくいです。
空から爆弾が降ってきたり銃弾が飛び交う戦時下において、ゆったり絵や漫画を描く人はいませんし、芸術活動は政府から規制されます。
そもそも中東は欧米の文化を嫌っていますし、基本的に宗教による戒律があるので表現の自由に厳しい面があります。
かくゆう日本も第二次世界大戦中はそんな感じでした。
日本も戦前でも漫画はありましたが、戦後は社会の自由度も漫画・アニメも大きく発展しました。
日本は第二次世界大戦中にアメリカに原爆を落とされ『鬼畜米英』を合言葉のようにアメリカを憎んでいました。
しかし戦後はアメリカ文化を広く受け入れていったことから、文化面ではかなり諸外国に寛容な民族のようです。
『日本の漫画』はストーリー性が深淵で複雑
忘れてはならないのは、日本の漫画はストーリーが深淵で複雑で面白いです。
海外の作品は、基本的にヒーロー物です。
『主人公が必ず悪を倒す』という単純な冒険物語が多いので、爽快感はあっても意外性や心からの感動はあまりありません。
また、登場人物たちの設定や背景もそこまで深く掘り下げられていないので、感情移入もそんなに無いですし結末もすぐに想像つきます。
しかし、ストーリーは単純なヒーロー物語ではなく、敵だった者があるきっかけから仲間になって強力な味方になったり、主人公が何人もいたりします。
それぞれのキャラクターが抱えている背景や設定も非常に考えられているため、感情移入しやすくなっています。
また、コメディ・歴史物・スポーツ・恋愛物・食文化など、作品のジャンルが幅広いのも特徴です。
まとめ
『日本の漫画』は気候や風土により民族の感性が育つことで絵が育ってきました。そして、第二次世界大戦後のアニメのハイテク化により日本の緻密な技が受け入れられて一大ビジネスにまで成長していきました。
世界に受け入れられているということは、日本人の技が世界中の多くの人の心の糧になっているとも考えられます。
このことは日本人としてとても嬉しいことです。
広く世界中の人々の心に良い影響を与えられることが出来たらいいですね。